2020年9月 新型コロナウィルス禍の今をおもう
2020年 09月 30日
九月がゆきます、この九月、これほど筆を持たなかった日々は今までにありませんでした。
何をしていたか?といえば、慣れないパソコンに向かって数字を打ち込み、助成金や補助金の文章をまとめて過ごしました。
新型コロナウィルスのお陰様、などとは、口が裂けても今は言いたくはないけれど、
時が経てば、もしかしたら、「お陰様」と言える気がしています。
「お陰様」と「美」は
似ているなあ、と感じたのは最近のことです。
「美」は、「わあ、綺麗、」っというものだけが「美」ではなく、ゾクっときみの悪いものも「美」であると美学で学ぶ以前に、18歳の頃ご縁いただいた老師から「お陰様」とは良いことばかりをいうのではないと、の教えをいただきました。
今年遷化された老師が常々おっしゃっていらした「おかげさま」。
「おかげさまで」というと良いことばかりのように思いがちやけれど、
戦争で受験票がやかれ、禅寺にご縁をもたれ禅僧となられたこともおかげさまなんや、と。
そのように受け止めて参ったわけです。今あることのご縁全てがお陰様なのやと。
そのように
ずっと「美」の表現の場を求めてきましたけれど、ぼうっとしていればこの有り余る時間を過ごして、
自己表現しようとか、
ましてや
つまらない感情・・・は、
履き捨て
これから大切にしたいのは、
自然に生かされている暮らしを愛おしみ
その跡形を残さない生き方。
看脚下、足元に咲く小さな草木の美しいこと。
跡形もなく散って、枯れてまた次の世代への確信すら知らず生きています。
これからは わたし自身の跡形、そこいらあたりを深めて行こうとおもう
九月が行きます。
奈良新聞さん、編集者の小部屋さんの取材をお受けしました。言うてますことは相変わらず変わりません。
奈良新聞記事
編集者のの小部屋 4部(書家として)
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=0HbmRrpCkZg
LIVE Mocca おかえり
木歌から宇野牧子へ 宇野牧子 Steve Eto 桃蹊
狂言会(甍ホールにて)
小舞と狂言「蚊相撲」
十月は、奈良女子大学にてお話をさせていただきます。今のまま、かわりばえのない話で良いとのことでお引き受けしました。
10/11バスターミナルにて描かせていただきます。
ではでは、また十月に。