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無限大なんやから

時をかけて学んできたこと。

時をかけて、少なからずなにかを犠牲にして得た技術、know-howが、少なからずわたしにもある。
徒労に終わった苦い経験もあって今の私がある。人との出逢いと別れもそうである。

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ようやく見つけ得た時の悦びはなかなか申し上げにくく言葉では言い尽くせない。
たとえば墨のこと紙のこと、筆のこと、硯のこと・・・も、人も。
心は無限大である。
無限大の世界の中のちっぽけなわたしが感じ、見出した至福の歓びを得た時点で、

実はすでにわたしは次の時を刻んでいて、前しか見ていないので、

その興味を持っていただいたことは過去なのだなあ。ゆえに過去のこのことを聞かれれば、嬉しくなって全部喋る。興味を持っていただいたことが嬉しくなってしまうから。
嬉しくなって私が喋って伝えることを

そのことを、
「せっかく随分時間をかけて得たものを簡単に言っちゃうって、いいんですか?」と、いうものもあるけれど、
惜しみなく教えをいただいてきた

わたしが大事におもっている出逢った魅力ある方達は皆、そうしている。亡き主人もそうであった。
そのような世界で育てていただいてきたので、わたしも、疑うことなくそのようにしている。だからそんな言葉を耳にすれば、
「けち臭いこと言うな!」とおもう。

私が大好きな尊敬する方達は、言葉にはされないけれど、誰にも真似のできない唯一のものがあることを知っっていて、いや、求め続けていて、誰のためでもなくただひたむきに自分と向き合っていらっしゃる方達なのだ。そんな素晴らしい方達の末席に加えていただきたいと願い、今日も筆を持つ。我が儘勝手なことで。堪忍です。


by sumiasobihito | 2020-02-23 21:47

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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