不安、不安 期待 日に新たなれ
2020年 01月 29日
ほうせき箱さんの苺かき氷のようやなアと
優しい咲く花のような誕生日プレゼントの
赤いキャンドルに
火を灯した昨晩、誕生日の夜も個展の作品を制作していた。
萬葉集から、
「水沫なす微き命も栲縄の千尋にもがとねがひ暮らしつ」萬葉集巻五-902
(水の沫のようにもろくてはかない命だけれど、楮で作った縄のように、長く長くと願いながら毎日を過ごしています。)を描き仕上げて
生かされていることに感謝、好きな墨色を描いていることに感謝した。
あまり眠かったので昨晩のキャンドルをぼんやり見ていたら、ふいに本物、ほうせき箱さんの古都華苺かき氷🍓本物が食べたくなってしまった。
もうそろそろ渡さなくてはいけない出来上がった作品をバックにしまっていざ苺かき氷🍧
これ以上は、もう出来ないとおもう選び抜いた作品で、今の自分にとっては最高ではあるけれど、
出来上がって手を離れる前に
いつも
おもう。
これで良かったのか?
まだ何かできたんやないか?、と。
CD Title も数日前に採用していただいた。
非公開P.Vを拝見すると自分が描いたとはおもえない姿で魅力ある音霊と絵の中で優しく語っていた。
本当に安堵した。嬉しかった。
ご依頼を頂いて精一杯、これが今の精一杯とおもっても好みは個人差があるので2、3点異なるものを用意しながら作品をお渡しする。わたしの自信作はこれ一点です、とは言えないのだ。おかしな話だけれど、描いている時と、描き終わって独り歩きするまでの時間に、
「どう感じられるだろうか?依頼のイメージどうりやろうか?」と不安になる。
はっきり希望を言っていただけるのはとても有難く
お任せされると不安になる。
御依頼作品に関しては、依頼者に寄り添いたいという、対相手の評価を気にするからだ。
作品は作者を離れれば独り歩きを始める。
自分のものではなくなる。いつまでも飽くことなく語り続けるものであってほしい。
個展の制作は、その点ある意味少しは気楽かもしれない。自分に返ってくるだけやから。
わたしの表現をわたしの好みで選び抜き、気に入っていただいたものを購入されるわけだから。勿論見に来ていただくだけで充分有難い。
26点、テーマは「物語」。
伝わるだろうか?という欲が芽生えるのを打ち消して
いつしか個人的な無意識も超えていく。
只々、集大成とも言える2会場同時開催という初めての大きな壁を前に
淡々と制作が続く日々に、
日に新た、でありたい。
今日も自分探しの真っ只中を楽しんでいる。
個展と同時に開催される奉納ライブ二本の作品の構想もあれやこれやと心象の景色は広がる。
何度もご一緒してきたSteve Etoさんと成田千絵さんと一緒やから何にも心配もしていない、期待ばかり🎶♬♩新しい何かを見つけたい。