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距離

距離をおく


ぶつかり合って理解し合えることも稀にありはするけれど、

いつからか臆病になったわたしは、危ういと感じるときに

距離をおくようになった。


若い頃の恋愛

連れ合いとの出会い

親兄弟、家族、三人の子ら


切ろうにも切れない縁を大切に慈しみたいとおもうとき、

いつしか、少しだけ距離をおくようになっていた。


決定的に失いたくないからかもしれない。


甚だ自己中心的ではあるけれど、適切な距離感は冷静さをもたらしてくれて、

例えば、

距離(時間)をおくと、

丸めて捨てたい反故でさへ 見つめ直すことができるのは、間違いない。

そこから生まれた、お気に入りの作品も実は、いくつかある。

望まれるところに、いった。捨てずに良かった。

過程などは、作品を手にする人にとっては、どうでもいいこと。


距離とは、時間も含んでいて

パンクしそうに矢も盾もたまらない狂った情熱の時から

時間という距離をおくと、

異なる判断も生まれて

新しいものが観えてきたりする。

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しかし、結婚は

狂ったくらいでないと

できないかもしれない。

なんの保証も確証もないのに

「スペインで屋台をひかない? 一緒に」なんて、

「うん」
即答で

一緒になって、家族が増えた。


そして、かけがえのない人たちを、死という別れを持って失いながら、

まだ

わたしは

スペインに行く機会を失ったまま。


結婚に距離をおいては、結婚に至らないのかもしれない。

一冊の本だけが手元に今も

あるだけ。



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by sumiasobihito | 2019-10-16 18:18 | Trackback | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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