捨てる
2019年 05月 14日
何枚も作品を作り、完成(自身の中でこれまで)と思ったものも、個展に発表しなかったもの二百枚以上を捨てました。
過去の自分の作品に興味深く感じる自分もあって、そんなことを考え出すと自身を見失ってわからなくなり、
これは私はそうでも無いと思っても、
いいやんと
感じる方もあるのでは無いか?という、
いやらしい自分を捨てました。
あの時、落款印を押さなかったものは、迷わず捨てることに。
落款印は、これまで、と言った幕引きですから。
生業として買い求めていただきたい頃を思うと求めてくださる方に媚びたもの。
こんな言葉、文字は買っていただけないのでは無いか?展覧会に入選しないのではないか?と制作した中途半端な二十代。
今は私の救いとして描けるだけ、描く日々。
捨てることに躊躇は全くありませんが、職人さんの作った良質の紙と墨色は捨てがたく、手紙や何かに活かしたく残します。端渓や歙州硯で作った墨色。今では得難い紙。
私の拙い書で捨てがたい職人技の雫を、活かさねば、申し訳ない。
そんな平成断捨離する雨の夜。
過去の自分の作品に興味深く感じる自分もあって、そんなことを考え出すと自身を見失ってわからなくなり、
これは私はそうでも無いと思っても、
いいやんと
感じる方もあるのでは無いか?という、
いやらしい自分を捨てました。
あの時、落款印を押さなかったものは、迷わず捨てることに。
落款印は、これまで、と言った幕引きですから。
生業として買い求めていただきたい頃を思うと求めてくださる方に媚びたもの。
こんな言葉、文字は買っていただけないのでは無いか?展覧会に入選しないのではないか?と制作した中途半端な二十代。
今は私の救いとして描けるだけ、描く日々。
捨てることに躊躇は全くありませんが、職人さんの作った良質の紙と墨色は捨てがたく、手紙や何かに活かしたく残します。端渓や歙州硯で作った墨色。今では得難い紙。
私の拙い書で捨てがたい職人技の雫を、活かさねば、申し訳ない。
そんな平成断捨離する雨の夜。
by sumiasobihito
| 2019-05-14 22:18