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早春から行く春の時 「心如工画師」

風も相まって、今日の春雨はとても優しいとは言い難く名残を打ち消すように花を散らします。もう、まったなしに否応なしに若葉青葉の季節。

東大寺二月堂修二会の季節を年々歳々迎え、桜の奈良の春を迎える、という変わらない営みの日々。気がつけば散り始めた桜。前を向かねばなあ、後悔のないようにとおもう今日の冷たい雨。

今年は桜が早い、という声も聞かれましたが、奈良の桜はのんびり始まりました。

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「もういいかい?まあだだよ、もういいよ」という
自然の声に呼応して
枝を離れる花たち。
もうすこし待って、留まっていたい、念を残し
人の想いはよそに、見事に散っていく姿の美しいこと。花筏もまた昨日まではこの岸にあったものが、もう何処かへ行ってしまいました。


限りあることは幸せなのかもしれません。
しかしいつかも知らず、突然訪れる枝を離れる時をどう迎えたらようのでしょう?

後悔なく生き切る事の難しさを改めて感じる季節です。
何方がシナリオを書かれるのか?も知らず、
しかし気まぐれに書き換えられるシナリオがあるとしかおもえない人生。


やり直しのできない一度限りの線を描くように、
日々暮らす繰り返し。

「あんたのこと、褒めてたで」と亡き人の言葉を伝えきき
嬉しくも哀しい行く春の日。
そろそろ、
新しい時代に、前へ
私の生き方を自由に、私らしく生きてもいいのかもしれないと

覚悟はよいか?!
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動き始めなければ、生かされて今あることに申し訳ないなあ、と
決して後悔のないように前を向こうとおもった冷たい雨の日
大乗経典華厳経に曰く
「心は巧みなる画師のごとし」と。
哀しいこと、不吉なことを描かず、心温まる幸せなことをいつも祈り心に描いて、いこうとおもいます。


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by sumiasobihito | 2019-04-10 19:30 | Trackback | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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