瓦の寄進とおみくじと
2019年 01月 29日
毎年東大寺大仏殿での瓦寄進と手向山神社、法華堂、二月堂のおまいりに
(怖いほどよく当たる二月堂のおみくじも)今年は遅くなってしまったけれど、還暦誕生日明けの今日 行って参りました。
昨年は大仏殿で「世界平和」と瓦に書きました。
世界平和があっての日々の暮らしが成り立つ訳で、今年もそう書こうかと思いながら、ふと目に付いた参考の言葉。
何を書こうか?と今年は少し迷って「心願成就」と書きました。
時間さえ許されるなら一日中東大寺で過ごしたく思います。今日は戒壇堂の時間が足りませんでした。
手向山神社、法華堂にまいりますと、毘盧遮那仏様と対峙する時とはまた異なる気持ちになります。
今日の法華堂は数人の方がいらっしゃいましたが、日によってはいつまでもたった一人で時間を過ごすことができます。大好きな場所です。
二月堂で般若心経を唱えていると、お隣でお婆さんが やはり唱え始められまして、少し気を取られながらも、つられないように一心に、一心に、と自分にいいきかせ今日は不思議なくらいスラスラと珍しく つかえることなくお経を読み上げることができました。
昨年のお守りをお返しして新しいお守りと、おみくじ。
ここ数年吉凶極端でありましたが、今年は⁇・・・ 当たるなあ・・・思い当たるなあ、当てはめてしまうのかなあ・・多分。
(今日、大仏殿で落としてしまった数珠袋も戻ってきました。
けれど、実は一番大切なものが無くなっていました。
お数珠と写真と奉賛会会員証を残してくださっただけで、よかったのだと、自分に得心させました。)
凶を引いた時も決して落ちこむような内容ではなく、謙虚に、謙虚にと思わせるような内容でしたし、大吉の時もまた、調子にのるな 9分目、と。
戒めと幸運のおみくじは持ち帰ります。
さて 今年はこれからどんなことが起こるんやろう?
『おほらかに もろての ゆびを ひらかせて おほき ほとけは あまたらしたり』
会津八一の歌を思い出しながら掌の上のことか?と
清々しい気持ちで帰って来ました。
奈良暮らし
by sumiasobihito
| 2019-01-29 23:37