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卒業 (氷室神社御造替屏風)

月が綺麗なおや?今宵は冬至からの満月でしょうか?
美しい暖かな夜です。
気づけば、やはり生まれ落ちる時やったのでしょうか?
屏風が仕上がってきたとの報告を受け、確認してきました。不思議とそんな日が重なります。
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(墨色は実物で)

制作のためにあたためた時間は、卒業制作展の時と同じくらいでしょうか?。いや比べるものとも違いますが。それくらいじっくりと一つの課題に取り組むことは久しくありませんでした。
でもまあ、卒業、といえば確かに過去の自分自身に卒業していくような制作時間、還暦の節目でもありました。

書の屏風としては趣の異なる新しい試みを取り入れながら「心象の風景」という書を描きたかったのです。また宮司がそれを望んでくださったことも有難い事でございました。
その風景とは物語であり、普遍の物語を見つけるのは、簡単ではありませんでした。
墨をすって描き始めるまでにおおよその時間を使いました。それからは、紙探し、そして墨選びと文字調べ。

「書は生き様」であり、「物語」であるように、この作品に込めたいくつかの物語をあたため描きました。
不立文字と申しますが、書はすでに文字を描いていますから、あまり多くの説明は不要かもしれません。感じていただきたいとおもいます。
氷室神社様に収まってののち、
いつか、ご縁ある方とご縁の時にその物語を語ることがあっても、いいような、作品の語りごとのみでよいような。もう作品は私の手を離れ彼の岸にあります。
おもいは先のブログに記しました。

https://tohkeisumiasobihito.exblog.jp/30024259/

今日帰り際、確認してまいりました所に
咲いているやら枯れているのやら、真冬の紫陽花の、雫を満ちた花びらに
なぜか今観てきた作品を重ねながら、自然のものの人の心を動かす力は、何ものにも及ばないと、新鮮な風が心の中に吹き始めるのを感じました。
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闇に光る一筋の蜘蛛の糸を手繰るような、そんな危うい方へ、危うい方に心惹かれ、
闇へと自分探しを始めました。新しい自分に出逢いたいものです。
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by sumiasobihito | 2018-12-22 23:16 | Trackback | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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