かたりごと 奈良にて 1部恋 2部金子みすゞひとりがたり

Live「かたりごと 奈良にて」
演出、構成の 田辺国武さんとの出逢いから二度目の舞台に立つことになりました。
1部は「恋」丸山ひでみさん、すみかおりさん、桃蹊とが三人三様の恋がたり。
2部は「金子みすゞ 丸山ひでみの一人がたり」
1部で かおりさんはピアノと歌を通して恋物語を語りました。ピアノ一人がたりとでも言いましょうか?次に登場のひでみさんに繋ぎます。ひでみさんは、女優の経験談とも言うべき疑似恋愛について少し触れられまして、もう少し突っ込んで具体的に聞き出せばよかったとおもっています(残念、勿体無いことをしました。)わたくし桃蹊の登場については、演出構成の田辺先生のおもい、2部の金子みすゞは、重く暗いからこそ、1部は明るく。と、言うわけで
初恋-片恋-なんと、猿沢池の池の鯉。という構成。無論わたくしめが池の鯉でございます。鯉のぼりを被って登場やら、被り物を提案いただきましたが、見つけられないまま、当日に。本番間近に背中に「鯉」の書を貼って出ようと思いました😅。わたしは先生の思惑にどう答えたら良いかばかり考えていました。何故なら、以前先生がわたしを、喜劇役者やとおっしゃったからで、それはたしかに狂言を学んでおりますが、実は真面目な根暗の方かと感じていましたので、喜劇的な、とは😅、困惑したのでした。
けれど、、どちらかといえば、湿っぽいよりカラッとさっぱり明るい方が好きなわけで、先生の想いに応えたいと考えた結果が、背中の「鯉」となりました。
登場曲に「♫恋に疲れた女が一人〜〜♫♪」恋、鯉引っ掛けて、疲れて、憑かれて、引っ掛けて、笑いはとれたんかい?とおもういとまなく、切り替えてのまさかの歌「蘇州夜曲」みすゞとゆかりの西條八十であり、わたしの思い出の曲を歌いました。
そして、かおりさんのピアノと歌「糸」で『戀(恋)』を描きました。
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『戀』の文字は、引き合う二本の糸の真ん中にとってのついた刃物が口に突き刺さり、その下に心臓(心)。凄い文字ではないですか?英語で愛はLove ですが、恋は、なんと言うのでしょうか?、恋と愛はたしかに文字も違えば、それ自体違うのです。面白いですね。わたしは今も恋しています。

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2部 金子みすゞ ひとりがたり 丸山ひでみ
田辺先生の演出が、今まで見たことのない白黒反転の映写。
暗幕の会場に白い文字が、みすゞが、浮き上がります。柔らかく。わたしは見たことのない幼少期からなくなるまでのみすゞの写真を、ひでみさんの語りとともに映し出しエンデイングで、それはまた戻って行きました、幼少期まで。それを田辺先生は、「このどこかで、選択しなければ違う人生があったかもしれないことを、振り返って」と、おっしゃっていました。
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ひでみさんの軽やかな歌と対照的な物語。田辺先生とは二度めですがそこにはいつも光と闇がありました。「光と闇」ひでみさんそのまんま光と闇を感じるとみすゞでありました。
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先生のご子息の運転で東京から奈良へ、機材を運んでいただき、搬入準備、撤収まで、感謝ばかりです。
多くの方々にお越しいただきました。遠くから、地元から。別れるのがさみしいそんな集いでありました。
以前個展で「巻末手記」を描きました。
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巻末手記の言葉は胸を打ちます。
表現する自由があるわたしは、「明日からは なにを書こうぞ さみしさよ」と結ばれる26歳で命を絶ったみすゞのおもいに絶望的なさみしさを感じながら、
おもいだしては、もう懐かしい「かたりごと 奈良にて」の舞台であります。
私は、先生が仰ったように、根は喜劇やもしれません。
何かして傍の人の笑顔を見たくなってしまう類の人間であります。
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また、ご縁あらば。
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by sumiasobihito | 2018-10-25 22:12 | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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