墨の合間(如月)徒然

一隻六扇(六曲)屏風の制作を 常にずっと、どこかに抱えながら、他にもいくつかの大切な制作依頼の合間の 自分を調律していく墨の合間について 徒然に。2月が逃げて行く明日から弥生三月

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墨の合間の 墨

真っ白な紙にむかうときは、いつも自身のベスト、代表作を目指します。
でも、
気に入らない作品の反古紙ももったいとおもう、私は何より紙を大切にしています(小さな切れ端も、切り落とした残りの紙も とっておく。ケチケチさんです)
その捨て去る反古紙をクルクル回してみていると描きたいものが溢れてきたりして、
道草墨あそび
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学べ。
言葉をいただいた瞬間を噛み締め、噛み締める
次の真っ白な紙の自己ベストに向かう
墨の合間の 墨あそび
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墨の合間の 音

今日はもう道草をほどほどにして
TOMOOさんの音の中で締め切りまでの時が、サラサラ落ちる中描き切りました。

そして それから
Timeout の その先の残響のなか
まだもっとできるんやないか、と おもったりもする
静かすぎる 夜から
穏やかに、緩やかに暁の光が差してきます。
一隻六扇 屏風はちょっとおやすみ

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墨の合間の
向こうの方に春らしい光が差していました。

あのすぐ先にある光の一本道が見えているのに
立ち止まったまま、影の中で道草
チラチラ影にも光は差してきて
あの光に背を向けて
木もれ陽に遊んでしまいます。

制作過程は、なんとなくこんな感じやないやろうか?
光さすところまで、今なのか?いつなら行けるのか?
Goサインを出した途端曇ってしまったりして、
まったく、
心と条件を満たしてコントロールしていくのは、難しいです。

締め切りまでの作品を複数抱えていると、
不器用な私には
それはさらに 難しいわけです
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墨の合間の手紙

気晴らしに、好きな詩を
ただなんとなく、なんとなく。
「・・・雪の手紙の長いこと」と描き終えて
手紙✉️
気晴らしが、気晴らしで無くなっていく。
墨の 合間
文字を書くことは
すばらしいと おもいながら

静かな夜
どこかで雪が舞っているかしら?

雪の手紙』
        西條八十
さらさらさらと
巻いてゆく
雪の手紙の
長いこと

夜ふけの窓の
玻璃(がらす)ごし
甜菜(あまな)畠も
丘の木も

星もかくして
白々と
家のまわりを
巻いてゆく

誰(たれ)に宛てての
たよりやら
雪の手紙の
長いこと

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春がそこまで 墨の合間
庭の花を活けたりもして

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by sumiasobihito | 2018-02-28 20:52 | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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