冬の墨

ひいやりとする

冬の硯

きっと美しい色を作ります


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海も陸もないこの硯の石は

削らない方がいい、と思われたのであろうただ石の面を真っ平らにしただけの石の塊です。

平坦な石の模様は美しいばかりでなく、

吸い付くような墨をねっとり磨りあげます。
そして

指の腹で墨をのばしていきます。

皺だらけの私の指に墨が染み込んでいます。

のばす、というのは水で薄めることですが

ただ水を加えるのではなく指もまた吸い付くような石を優しくなでながら墨と水をなじませます。


小作品の締め切りが近づいていました。
もう
こうして、九割は出来上がっています。


指先が凍えていることさへ忘れている、ワクワクと高鳴る想い
この時間こそが、大切やったりする

冬の墨色です



https://instagram.com/p/BfJDHAGgR55/


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by sumiasobihito | 2018-02-14 12:32 | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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