その先のきざし ライブMAAIより

チェロの音のかすかな微かな引き切る一本の弦の先の その先の音まで。
観音舞の指先のその先まで。
感じる時間が緩やかに流れ、身を任せてライブは終わりました。
「きざし」を描こうと想いが熟すのに時間はかかりませんでした。
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「兆」

チェロ弾き語りの成田千絵さんとは二度目、観音舞の舞人お二人とは初めてのライブです。書は音と舞とどのようにその空間を彩るのかを考えました。
ライブを組み立てる主となるチェロの構成を聴き、千絵さんからのメッセージを自分の中で咀嚼してライブという刹那のやり直しのきかない瞬間に全てを出し切るという怖さと醍醐味。そんな中でも今まで出会ったことのない自分に出会いたい、という期待も込めて、描くものは何かを探すのです
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「芽」
「芽」だとおもいました。
前回の続きの物語・・・・・
光と闇、陰と陽。海深く沈む記憶の「實」は種として芽吹き光の世界へ。

「芽」を調べていると、「きざし」=「兆」と連鎖していきます。
そしてわたしは「きざし 芽to兆」を描こうとおもいました。
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実はそう想いが熟すまでこんなことを、おもっていました。

『なんだろう
なんていうか
ライブだけのことではないのだけれど
色々考えてたのだけれど
この感覚は
なんだろう?
書は文字を描くので必然的にそこにはメッセージが存在する。(そのメッセージを何より大切にしてきた)
が、
しかし
今 わたしは
伝えたいという 気持ちが ない ……
だから
あまり考えずにいるのに
満ちて来るものだけを感じる、不思議な数日を
過ごしている

瞬間瞬間に 生まれる物語が観たい

そんな新しい気持ちで
ライブ
そんな自分がちょっと楽しみでしかたがない。

どうでしょうね
お待ちしています
https://www.facebook.com/events/2043485232553263/?ti=icl』
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心地よい時間は、待つ悦びの中にありました。

ライブではつい盛りすぎたり、やりすぎてしまいがちな紙面に出来るだけ無駄なものを省き一本に集約できるように、音と舞と一体になろうとおもっていました。
一本の線を描くのに感じ切ってから迷いなく線を引くこと。
空間を感じさせる余白に音も舞も映しとれるように 描きたい、と。
墨をチェロを聴きながら磨り、感じた瞬間に筆を落とすと舞は音もなく風だけを運んでいました。
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また、遠からず
出逢いたいとおもっています。まだ物語は始まったところ♫

翌日素敵なプレゼントを頂きました。
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by sumiasobihito | 2018-01-23 11:30 | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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