③「伝え、残す」という試み 一年を振り返って

①🍀興福寺国宝館リニューアル 🍀伝統芸能と演劇の舞台「THE FACTORY 」
②🍀榎森彰子さん「大和てくてくふだん歩き展」
🍀保山耕一さん 映像詩「時の雫」「大和の誇り」「天忠組」他上映会
③🍀早池峰神楽 🍀天忠組シンポジウム

今年私が出逢ったことから、私にとって印象深く感じた「残す(伝える)」という試みについて、思ったことなど。
有形無形にかかわらず、めまぐるしく新しいものが出てきて、また出さないと忘れ去られていくような現代にあって、感じたことなど、遡ります。

自然と歴史と暮らしと

③🍀早池峰神楽と花巻
母の故郷はそのまま私の故郷でした。高村光太郎、宮沢賢治の名を物心ついた頃から聴きしって、亡き祖父の岩手の訛り言葉はまるで外国語のようで、祖父は自分の親戚かのように、光太郎と賢治の自慢をしていました。そしてまた母も最近になって幼い頃の思い出を語り、私も興味深く聴くようになり岩手を旅する機会が増えたことを楽しみにしているのです。そんな旅の一つに早池峰山の神楽がありました。親戚が保存会の会長をしていることもあって、神社に泊めていただき夜通し行われる神楽を堪能しました。

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山深く観光客も少なく、早池峰神楽だけを御目当てに毎年いらしているような方たちばかりに、そんな土地の人たちに色々と教えていただきながら、東北のなんとも不可思議な神事をただただ肌で感じたのでした。
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早池峰山の女神瀬織津姫
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廃仏毀釈の折に神社として早池峰神社が残り、もとは妙泉寺と言うお寺があったため近隣には多くの宿坊がありました。
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夜通し神楽の音が山に響きます
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次の世代へ、そのままに。
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私が最近、「受け継ぐ、語り継ぐ、(あるいはまた残す、伝える)」ことを意識し始めたのは、やはり2011年の震災が大きく影響しているのですが、2007年から2011年と毎年のように大切な人を亡くしていったことが、自分を見つめるきっかけになり同時に祖父母や父母のことを今聴いておかなくてはきっと後悔する、と思っているからに違いないのです。
「生きるとは」物語を紡ぐことと。


🍀天忠組シンポジウム

東京よみうりホールでひらかれるシンポジウムに参加させて頂くご縁を有り難いことと感じる間も無く、『忠』の文字を描くために私は、まず奥大和天忠組所縁の地に行きたいと思いました。たった1日ではありましたが、書物だけでは理解できない多くのことを感じることができました。
シンポジウムというのは、皆で考えて次に繋いでいくもので、強要するものではないと考えています。故に、何を感じていただきこのシンポジウムで伝えるべきなのかを考えた数ヶ月でありました。

故郷に生き、物語は紡がれて行きます
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天忠組シンポジウムin東京からその後
その後も変わらない、おそらくこの後も。
故郷を誇りに思い語り継ぐ方達との出逢いに人として感謝ばかりでございます。
ご縁いただき、学んだこの記憶を語り継ぎ、紡いでいきたいと思います。

書家としての立場から、のブログです

http://tohkeisumiasobihito.exblog.jp/28716052/


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by sumiasobihito | 2017-12-30 22:25 | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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