青の日

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心といふ字に似た花が
わたしのうちに咲きました
のぞけば神がかがんでる
青金色にかがやいて
いいえ顔さへ上げぬのは
露の精かもしれません
そこでそうっと
おまへはたれときいたらば
愛の蕋だといひました

曙美に与ふ

昭和三六夏雨夜
かる井沢にて 英治
英治とは、吉川英治のことです。ここでの花とは露草ではないか?と言われています。「童女般若心経」
露草は、雫を集めて絞ると美しい青い染料になります。花は儚いけれど、その色は視覚のみならず、深くこころにとどまります。

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今、季節は巡り巡って冬。
のぞけば神がかがんでいるような花を、ゆく道に探しながら、
泣き出しそうな空を見上げていたら、とうとうパラパラと落ちて来ました。
泣きだしそうなのは、私でした。
幻のような雲は、幻の記憶 と未来。
青霄裡 に住まらず」
真っ青な雲ひとつない青空のもとに安住の時は清々しくあるのに、居させてくれない、居られない。何故、とどまっていられないのでしょう。
闇の中の光を際立って美しいと感じてしまう危うい方に、何故だか迷いの闇にすすんでしまう、青空が眩しい、今日は青の日。





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by sumiasobihito | 2017-12-20 13:07 | Comments(0)

生きている墨の美しさ、生かされていることの有難さ。表現者としての記録


by sumiasobihito桃蹊
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