『石上』を描くまでの事
2016年 09月 04日

何が恐ろしいかといって、神様ほど恐ろしいものはないと想っておりますが、その神様のお名前を描くなどということほど、恐ろしいことはないのではないかと想い迷った、揮毫成るまでのお話です。
このお話を頂いた日、この日、私は東大寺にいました。東大寺での書展の共演が進められていました。
その帰り道思いがけない再会を二月堂までの石畳で果たしました。不思議なほど時間は出会った頃のそのままの会話ができていたことに安堵と驚きの中、再会した人に「石上」と描くことのお話をした際に、教えていただいたのが、はじめに書いた、そのことの恐ろしさでした。わたくしはこの場所の誕生会の景色とここに描きべき言の葉を膨らませていました。(結果、なりませなんだのは、何故でしたでしょうか?)

大和盆地、龍王山の西の麓、布留山の北西麓の高台に鎮座し、境内は神さびた自然の姿を今に残しています。北方には布留川が流れています。

桃尾の滝

『石上』と描くにあたり、お参りをと考えていた折まず桃尾の滝に行くようにと伺い石上神宮に参拝する前に滝に赴きました




石上神宮の奉納の日、奉賛会の方々と楽しく過ごさせていただきました。




by sumiasobihito
| 2016-09-04 10:00